この世にまさかミッキー・ロークが復活すると思っていた人がいたでしょうか?
ロッキング・オンの原稿が終ったら真っ先にしたかったこと。昨日公開されたのですが今日早速行って来ました。
『レスラー』、噂通りの凄まじい映画でした。
ミッキー・ロークそのものが描かれている映画で、ミッキー・ロークの人生とは本当にスクリーンにしか存在しないのかもしれない……と映画のテーマと彼自身が重なる容赦のない作品。
しかも、レスラーの役なので、その老いた、しかし痛々しく鍛えた体を低予算映画の中で酷使していてそれがまた観ていてこたえる。
この作品は本当に壮絶な作品です。
レスラーの彼とストリッパーがデートするいいシーンがあって、そこで、80年代の音楽は最高だよなあ。
カート・コバーンが出てきてすべてを台無しにしてくれた。
というセリフがあってそこには笑ってしまいましたが。
観ている最中に、復活という意味で、アクセル・ローズとも重なるなあと思っていたら、レスラーが登場する時、実際ガンズの曲が使われ、最後のクレジットに、なぜか全レスラーからのスペシャルサンクスがアクセル・ローズに捧げられていました。
唯一にして最大の違いは、この作品は超低予算で約5億円で作られているのですが、アクセルは13億円くらい使ったことでしょうか……。