ミュージシャン達が一斉にトランプに反発。スティーヴィー・ワンダーに続き次々にステージで「跪く」抗議。

  • ミュージシャン達が一斉にトランプに反発。スティーヴィー・ワンダーに続き次々にステージで「跪く」抗議。 - Kevin Mazur

    Kevin Mazur

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昨日レポートしたチャリティ・イベント、グローバル・シチズン。
https://rockinon.com/blog/nakamura/167486

ヘッドライナーで出演したスティーヴィー・ワンダーが、トランプが、人種差別と警察による黒人への不当な扱いに異議を唱えるために国歌斉唱の時に跪いたNFLの選手を「サン・オブ・ア・ビッチ」と呼び、オーナーはそういう選手はクビにするべきで、NFLをボイコットするべきだ、と発言したことを受けて、ステージで、片膝ではなく、両膝で、「アメリカのために」跪いた。

それに続けとばかりに、日曜日に行われたライブでミュージシャン達がステージで次々に跪き、NFL選手との団結と言論の自由を訴え、トランプに激しく抵抗を示した。

1)ロジャー・ウォーターズは、コネチカット州でのライブを「ハートフォードでの最高の夜だった」とコメントし、「#takeaknee(跪く)」とツイート。ライブを跪いて終えている。映像はこちら。


2)パール・ジャムエディ・ヴェダーは、昨日テネシー州でライブを行い、ステージで跪いた映像をツイート。NFL選手を支援し、トランプへの抗議を示している。


パール・ジャムは、その前に「僕らは、Michael Bennett(シアトル・シーホークスの選手)もコリン・キャパニックも支持する。そして、憲法で定められた人権平等のために、立ち上がる人、座る人、そして#跪く人、すべての人を支援する」とツイートしている。写真にパール・ジャムのギタリスト、マイク・マクレディが映っている。彼は、その日シーホークスの試合の始まりに国家をギターで演奏している。


さらに「USA TODAY」紙によると、エディ・ヴェダーは、トランプの北朝鮮への発言を激しく攻撃している。北朝鮮が核兵器を発射したら、彼の自宅があるシアトルには30分で届くという記事を読み、妻とふたりの娘を思った、と語ったそうだ。

「そんなことになったらどうすればいいんだ?空に向かって『ファック、なんてこった?』『なんでこんなファックなことが起きたんだ?』って叫ぶのか?しかし、その時には、何をしたってもう遅い。俺がもうしばらくステージに立たなかった時のために、今日ナッシュビルで言っておく。『ファック、ふざけんな?お前冗談じゃないぜ?お願いだから止めてくれ。止めろ』」

「俺達は、声を挙げなくてはいけないんだと思う。しっかりした外交を要求するべき時が来ている。なぜなら、”外交”と呼ばれるものがあるわけで、それは、相手を頭で打ち負かすことだ。頭を使って、相手に自分達がするべきだと思うことをまるで彼らのアイディアだったかのように思わせてやってもらうように仕向けることだ。さらに、それは、何百万人も人達の命を危険に晒すのは、止めろ!ということだ」
https://www.usatoday.com/story/life/2017/09/25/eddie-vedder-calls-out-donald-trump-nashville-takes-knee-pilgrimage-fest/700381001/

3)グローバル・シチズンで、スティーヴィー・ワンダーと共演したファレル・ウィリアムスは、日曜日に、彼の地元であるバージニア州でライブ。同様にステージで跪いている。

「俺は今バージニアにいる。俺の地元だ。だから、俺が今跪きたかったから、誰にも文句は言わせない。俺の地元の人達の前で、俺の地元の州の人達のために跪きたかったら。そのために、旗はあるのだから」と語り、両膝で跪いたそうだ。映像はこちらで見られる。
https://www.vanityfair.com/style/2017/09/pharrell-williams-take-a-knee-charlottesville-concert

4)プロフェッツ・オブ・レイジもステージで跪いている。彼らが着ているユニフォームは、異議を唱えるために跪くことを始めたコリン・キャパニックが49ersに所属していた時のユニフォームだ。


NFLの各チームは、跪いたり、腕を組む写真を次々にツイートして団結を示している。


さらに、「ワシントン・ポスト」紙によると、トランプのNFLへの発言を受けて、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが1965年人種差別を訴えて抗議活動をした際、許可を取っていなかったということで逮捕された。その際に跪いて祈っていた写真が再びオンライン上で多くポストされているということだ。
https://twitter.com/washingtonpost/status/912290628440133633

トランプは国民の反撃を受けて、これは人種差別とはまったく関係のないことで、(NFLの選手の態度は)国家と国歌、国旗、そして復員軍人を尊重しないということを意味している、とコメントしている。

しかし、元々国歌斉唱の時に、跪き始めたNFLの選手キャパニック自身がその理由は、人種差別主義と、警察の不当な黒人への暴力に異を唱えるために始めた、と主張しているので、辻褄が合わない。これについてホワイトハウスの記者会見で記者が質問していたが、答えは同じままだった。

興味深いのは、「跪く」ことに100%賛成である人達ばかりではないということ。

例えばマイケル・ムーアは、キャパニックが、自分の意見を主張した後、フリー・エージェントになってしまったことを受けて、トランプに異を唱えたNFLのオーナー達にも異を唱え、現在彼がNYのブロードウェイで行っている舞台で「立ち上がって」いる。


さらに、J.コールは、NFLのオーナー達は広告主が怖くて自分の意見を主張した選手を雇うことができないとコメント。キャパニックが不当な理由でフリー・エージェントになっていないか、調査するべきで、それが正されるまで、NFLを見るのをボイコットするべきだとツイートしている。


ちなみに、トランプがキャパニックを「ビッチの息子」と呼んだことを受けて、「ビッチ」にあたるキャパニックの母は、「おかげで、ビッチとして誇らしく思う!」と負けずにツイートでやり返したので、賞賛されている。

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