カニエ・ウエスト、アフリカでレコーディングするので新作『YANDHI』は11月23日に発売延期と語る。


新作の「YANDHI」を先週末土曜日放送の「サタデー・ナイト・ライブ」に出演した後発売すると言っていたカニエ・ウェストだが、今日TMZに出演した際、発売は11月23日(ブラックフライデー)に延期すると語った。理由は、これから2週間アフリカに行ってレコーディングしたいから、ということ。

映像はこちら。

カニエはここで以下のようなことを語っている。

「アルバムが発売されなかったのは、完成しなかったからだ。というのもアルバムがあまりに良い作品になっていて、これまで誰も聴いたことのないサウンドを取り入れているし、コンセプトにおいても誰も話題にしないようなことを語っている。だから、それをとことん追求した方がいいと、自分のマネージメントなどとも関係のない人に言われたんだ。

つまり、完全なYeとしてアルバムを作ろうとしているということ。

今年5枚のアルバムを出したけど、あれは、スーパーヒーローのリハビリアルバムのようなものだった。そのおかげで今エイリアンのYeが完璧に復活した。薬も飲んでないし、トレーニングして、しっかりと新鮮な空気を吸ってる。そして考え、行動してる。自分自身になってる。と言ってもドナルド・トランプになってるという意味じゃない。自分自身になってるということだ。自分が着たいものはなにを着て構わない。なぜなら俺は神だから。

つまり、そういうエネルギーがこのアルバムには注がれている。それで2週間アフリカに行ってレコーディングすることにした。シカゴに行った時感じたエネルギーがあったんだ。自分のルーツを感じるエネルギーが。だからアフリカに行かなくてはいけないと思った。そこで子供達も一緒に、スタジオの窓を開けて自然の音を聴き、大地を感じながらレコーディングしたい。

だから、アルバムの発売は、ブラックフライデーと呼ばれる11月23日になる。

今のこの状況にはすごく幸せを感じているから、ここで完全にYeとなったアルバムが発表できると思う。多くの人に”Watch the Throne”, “808”, “Dark Fantasy”を作った時のような優れた作品をそれ以来、まだ作ってないと言われるから」と。

カニエはこの赤いキャップをいまだ被っていることからも分かるように、再び論争となるようなことを語り、ラナ・デル・レイなどから直接批判されたりしている。それについてもTMZで詳しく弁明している。週末のテレビ出演のパフォーマンスも評判が悪かった。


この気合いを信じて、”Dark Fantasy”に匹敵するような作品を作ってくれることを祈る!
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