オジー・オズボーン。アメリカは銃乱射が多すぎて耐えられない。「クレイジーなアメリカで死にたくない」、イギリスに帰ると語る。

オジー・オズボーン。アメリカは銃乱射が多すぎて耐えられない。「クレイジーなアメリカで死にたくない」、イギリスに帰ると語る。

オジー・オズボーンが、「クレイジーなアメリカで死にたくない」イギリスに帰る予定だと最近ガーディアン紙に語り、アメリカでも大きなニュースとなっている。

https://www.theguardian.com/music/2022/aug/28/ozzy-osbourne-i-have-sung-that-song-for-55-years-i-am-not-going-to-forget-the-words?CMP=share_btn_tw

「アメリカでは全てがあまりにおかしなことになっている。人が毎日殺されるのには、もうたくさんなんだ」

「学校で起きた銃乱射で一体何人の人達が殺されたと思う? 神のみぞ知るだ。ラスベガスではコンサート会場でも銃乱射が起きた。全くファッキング気が狂ってる」

と、語っている。

ラスベガスの銃乱射とは、2017年にThe Route 91 Harvest カントリーミュージック・フェスティバルで銃乱射が起きて、60人が亡くなった悲惨な事件だ。

彼は長年住んできたLAから、イギリスのバッキンガムシャーに来年2月に戻る予定だと伝えられている。現在彼らの豪邸は、1800万ドル(約24億円)で売りに出されている。

「俺はイギリス人だから。イギリスに戻りたい。ただ妻が、世界の果てに行け、と言えば付いていくつもりだが、いやだけど、もう家に帰る時が来たんだ」


妻のシャローン・オズボーンは、引っ越しをするのは、オジーのパーキンソン病が進行したせいかと言う問いは完全否定している。

「みんなそう思うと思うけど、ただ帰る時が来たのだと思う。アメリカは本当に劇的に変わってしまった。もうアメリカ合衆国とすら言えない。ここに一致団結(=United) した所なんてどこにもないから。今住む場所としては本当に奇妙な場所になってしまった」


オジーはさらに、「アメリカで死にたくない。ファッキング、フォレスト・ローン墓地に埋葬されたくないんだ」と語る。フォレスト・ローンにはセレブが多く埋葬されている。

また、記事によると、オジーはイギリスに戻って引退するつもりはなく、まだツアーを続けると語っている。

”Patient Number 9”で「地獄で燃やされる方が、ゆっくりと消えていくよりマシだ」と歌われているように、

「それが正に俺なんだ。だからもう1回ツアーをやるつもりだ。みんなまだオジー・オズボーンの終わりは見てないよ。約束する。出て行って、最初の曲で死ぬ。そして翌日にはまた生き返ってステージに立っている」


オジーは、6月に首の大きな手術を受けた後、8月8日に行われた故郷の英バーミンガムのコモンウェルスゲームズの閉会式にサプライズで登場した。誰もが、地元のスーパースターは出演できないと思っていたので、登場した時は、3万人の観客から大歓声を受けたそうだ。

イギリスに戻ると言えば、アメリカ人だが、最近グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングも、米最高裁が中絶の権利に関する判例を覆した時に、イギリスのコンサートで、アメリカ市民権を放棄すると言って話題となった。
https://rockinon.com/blog/nakamura/203247

また狂っていると言えば、最近、アメリカのジョージア州アトランタの有名なフェス、ミュージック・ミッドタウンが、開催直前に、銃規制の問題で急遽キャンセルとなる事態があった。

フェス主催者は、公式には「私達には手に負えない状況により」としか説明していないのだが、関係者によると、ジョージア州で公の場所で銃を保持することが合法となり、フェスが開催される場所が公共の公園だったため、フェス会場に銃を持ち込むことを禁止するのは違法だと言い出した人がいたのだ。

実際、もし裁判になったら違法となる可能性が大きいらしい。恐らく来年からは、公共の公園ではなくて、私有地で開催に変更になるのだろう。しかし、オジーも言っているように、ラスベガスのフェスで銃乱射があったのに、フェス会場に銃を持ち込むことを禁止するのが違法って! アメリカがクレイジーでイギリスに帰りたくなる気持ちは本当に理解できる。



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