遂に!ガガ&ビヨンセ

遂に!ガガ&ビヨンセ

延々話題になっていた、レディー・ガガのビデオ、”テレフォン”が解禁になった。共演はもちろんビヨンセで、噂になっていただけありAC/DCに負けず劣らずのド迫力!!監督は、ジョナス・アカーランドで、趣味の悪いタランティーノ映画、みたいだ。


始まりは刑務所。捕まったガガが、留置所に投げ込まれるのだが、その瞬間女の看守に服を脱がされ真っ裸。ストッキングは履いているが、パンツは履いてなくて、そこで女看守が「ホラやっぱりDICKはなかった」「残念」という掴み(笑)。カミソリで作ったサングラスに代わり、今回は刑務所なだけに、タバコの吸い殻でメガネを作ったり(オエッ)、スタッズばりばりのレザー・ジャケットなど、囚人達のファッションの見所もたくさん。


と思っていると、始まって3分経ったところで、ガガが歌いだす。あっ、そうだった。これっミュージック・ビデオだったと気付く有様。ちょっとした映画みたいなのだ。製作費5億円みたいな。いや、それ以上かかってる可能性も十分あり。


思い切りホワイト・トラッシュなモチーフをたくさん使いながら、最後には、ダイナーで、そいつらを皆殺し。アメリカの国旗で作った衣装で(ビヨンセの爪も)、ふざけた『キャッツ』みたいなビデオ史上最悪のダンスナンバーも最後に見せる(笑)。『バッド・ロマンス』のダンスナンバーも顔負けだ。ちなみに、ガガの顔が、徐々にマドンナ÷エイミー・ワインハウスみたいになってきているように見えるのは気のせいか?そして歌詞としては、「もう電話してこないでよ」ってだけなのに、ここまで膨らませるのは、今のガガパワーの象徴。


しかし実はこのビデオの最大の見所は、やっぱりビヨンセなのだ。刑務所に迎えに行き、ガガに「あなたは本当に本当にわるい娘なんだから、ガガ」という時の「ガガ」ってところが特にかわいすぎ。画面に登場した瞬間、目の吸い付けられ度が全然違う。ごめんなさいガガ。そういえば、この間彼女が何の衣装もなしでファッション誌の表紙になっていたのだけど、コレ誰だっけ?と一瞬ガガとわからなかった。作り込むことでゴージャスなガガのペルソナは成立しているが、だから過剰になり続けるが、そのままのガガは実は結構フラジャイル?というわけで、こんなの読んでる前に、見てみてください。我が家のテレフォンもようやく開通!実は一番言いたかったのはそれで、私もこのネタで随分膨らましたものだ。


http://www.youtube.com/watch?v=GQ95z6ywcBY&feature=player_embedded#
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