ガガ、TIME誌の選ぶ世界で最も影響力のある100人に

ガガ、TIME誌の選ぶ世界で最も影響力のある100人に

最新号のロッキング・オンでも表紙のLady Gagaが、毎年恒例TIME誌の選ぶ”世界で最も影響力のある人100人”に選ばれ、見事表紙を飾っています。ビル・クリントンの隣で、おっぱい花火の装置を付けてマジでポーズする姿は素敵です(笑)。
http://www.time.com/time/specials/packages/0,28757,1984685,00.html


ガガへのコメントは、シンディー・ローパーが寄せていて、前にも書きましたが「彼女はポップ・アクトなのではなくて、パフォーマンス・アーティストなのだ」と。「彼女自身がアートなのであり、だから彼女は彫刻なのだ」と書いています。また彼女が現れたことで、自分がフリークに思えなくなってそれがすごく嬉しかったともコメント。


しかしこのガガの衣装は、マドンナの最もアイコニックなあのゴルチエの衣装を追い抜こうと思ったらこれに行きついたのでしょうか?それとも日本のアニメで昔こういうのありませんでしたっけ?おっぱいからロケットが出てくるの。何だったか忘れたけど……。


その他面白かったのは、グラミー賞で良くない意味で話題となってしまった、テイラー・スウィフトに、スティーヴィー・ニックスの寄せたコメント。ちょっと感動的です。最初にデュエットを頼まれた時に、絶対にやりたくないと思ったということ。こんな背が高くて痩せた20歳の女の子の隣で歌いたくなかったと。だけど彼女の笑顔があまりに嬉しそうに輝いたから、ノーと言えなかったと。


それで彼女の”TODAY WAS A FAIRYTALE"という歌をいまだに口ずさむのだそう。なぜなら、ここには、男の子にいつか迎えに来て欲しいという、女の子の永遠の夢が描かれているから。その14歳の少女の持つ夢というのは、60歳になっても変わらない。だから彼女の歌う歌というのは、ユニバーサルなものであり、女性ロックンロール・カントリー・ポップ・ソングライターは彼女によって復活したのだ。そして彼女が音楽業界を救うのだ。と、なんて、ありがたいお言葉。これであの時音を外した恥ずかしさも報われたのでは。スティーヴィーの心の広さと優しさに感動です。


また日本からは、鳩山首相が選ばれていて、面白いのは、その生い立ちから言ってもまったく革命家になる素質はないのに、偶然革命の一部に立ち会っていた人、という風に書かれていること。それでも、日本に民主主義が機能しているのだということを示したことに変わりはないので、それだけでも祝福するに価すると。


さらに、クリントンに関しては、ボノがコメントを寄せています。アフリカやハイチでの彼の尽力を誉め讃えています。さらに、彼は非常に知性がありながらも、どこに行っても人を吸い寄せるパワーがあると。「ロックスターが大統領になるのは不可能だけど(みなさんラッキーでしたね)、大統領がロックスターになれることには、感謝する理由がある」と締めています。
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