ロンドンとマンチェスターは友達と一緒だったんだけど、さすがに付いてきてもらえなかったのが、St Austell。コーウォール地方にあるこの場所は、ロンドンから電車で4時間……と書くと長いけど、でも景色も牧歌的で素敵だったし、本を読んでいたらあっと言う間に着いた。


電車には犬も乗っていいのかとびっくりしたのと、一等車（混んでて普通席は売り切れ）はレストランみたいになっていてメニューが配られ料理を注文して食べられるようになっていた。そんなこともちろん知らないで駅でサンドイッチを買ってしまって悲しかった。


今回Fleet Foxesを観た場所は、エデン・プロジェクトと行って、どうやら観光地のひとつらしい。こんな田舎街に突然ドームではっきり言って不気味だが、どうやら植物栽培をしているらしい。どっちかと言うと、エイリアンの隠れ家のようにも見えるんだけど。この会場ではライブは頻繁の行われていて、その前の日は、フレイミング・リップスがライブをしていたし、プライマル・スクリームや、キラーズのブランドン・フラワーズもライブをすることになっていた。


Fleet Foxesのロビンは「グラストンベリーはこの日ウォームアップだった」とリラックスして言っていたけど、「ナーバスだ」と言っていたニューヨークのライブに比べたら3倍くらいは良いライブだった。ニューヨークから時間も随分経っているのも良かったのかもしれない。が、ツアーのスケジュールはかなりの強行軍だったので疲れていないんだろうか？と思っていたんだけど、この田舎街のまったりした空気も良かったのかもしれない。これまで観たライブでは一番良かった。ロビンのフロントマンとしての引っぱりがすごく良かったんだと思う、この日は。


ただ、急に行くことを決めたので、ライブ写真を撮る許可は取っていないので、彼らの写真は撮れなかった。


そして、当たり前なんだけど、観客の盛り上がりを観ていて、こんな田舎で、生活もまったく違うはずなのに（英語もすごく訛っていた）、Fleet Foxesの好きさに関しては、みんな同じでそれが感動し
た。


このエデン・プロジェクトの山の色がFleet Foxesのジャケ写の色そのものだった。