USアナログ盤売り上げベスト10&代官山蔦屋書店には行きましたか?

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アルバムの売り上げが下がった下がったと言われている昨今、唯一上昇し続けているのがアナログ盤の売り上げ。アメリカでは2011年も前年比でなんと36.3%もアップしています。


2011年にアナログ売り上げで1位だったのはビートルズの『Abby Road』で、実は3年連続の1位。売り上げ枚数は、41000枚で、2010年は35000枚、2009年は34800枚。つまり、売り上げを伸ばし続けています。


2011年のアナログ売り上げベスト10は以下の通り。


1. The Beatles, "Abby Road" (41,000)
2. Fleet Foxes, "Helplessness Blues" (29,700)
3. Bon Iver, "Bon Iver" (27,200)
4. Mumford & Sons, "Sigh No More" (26,800)
5. Radiohead, "The King of Limbs" (20,800)
6. Adele, "21" (16,500)
7. Bon Iver, "For Emma, Forever Ago" (16,200)
8. Wilco, "The Whole Love" (14,900)
9. The Black Keys, "Brothers" (14,200)
10. The Black Keys, "El Camino" (13,800)


Bon Iverが2枚入っていますが、実は私も今回アナログで”For Emma"を買いました。というのも、バンドのウェブサイトで注文する時に、セット売りになっていたため、つい「やっぱりアナログも欲しいかも」と思ってペアになっているのを注文しまったからです。そういう人がたくさんいたのではと思います。


その他Fleet Foxesが2位。バンドの意向をファンがしっかりと聞いている証拠だと思います。


レディオヘッドの”The King of Limbs"は、アナログ盤で聴いたらさらにぶっ飛びました。先に送られてきたダウンロードじゃ音分かってなかったかも、と思ったくらいでした。


アナログ盤の売り上げの75%はロック・アルバムで、67%の人達はインディのレコード屋さんで買っているそう。私の場合は、バンドのウェブサイトから直接買いました。そういう人も増えていると思います。


アナログの売り上げ枚数は、アルバム売り上げ全体の3.9%しか占めていないそうですが、それでも嬉しいニュース。というのも、メンツを見れば分かると思いますが、基本的には今時の若い子達がアナログで買っているということだと思うので。


ちなみに、アメリカのアルバム全体の売り上げは、なんと2004年以来初のアップ(アデルありがとう)!前年比で1.3%上がっています。デジタルの売り上げが新記録の1億310万枚。全体の50.3%を占め、初めてCDを超す売り上げを記録したそうです。


また、ツアーの興行成績も2010年に比べてアップしています。


ということは、去年のアメリカは、アルバム売り上げも、ツアー興行成績も、2010年より上昇だったということ。


ただし、悲しいかなそれでも、2000年から2010年の間に全体の売り上げは52%下がっているそうですが……。


話しは飛んで、日本にいる間に代官山にできた蔦屋書店DAIKANYAMA T-SITEに行きました。皆さんもう行きましたか?


とにかく本屋さんがあって、レコード屋さんがあって、カフェがあるという、1日丸々過ごせそうな場所なわけで、到着した瞬間嬉しくてどこから見ればいいかとクルクルしてしまいました。結局私は日本滞在中に2回行きました。


しかし、じっくり見始めると。


音楽のコーナーは、とにかくジャンル分けされすぎていて、むしろ固まってしまうような感じでした。そこから、何かが広がって行くというよりは、むしろ行き止まりな感じが満載。上に書いたようなアナログ盤がたくさんあるわけでもなかったし。


せっかくの素晴らしいスペースなのだから、日本の事情に詳しい音楽ライターさんと組んで何かプロデュースするとかしたほうがいいのに思いました。


それでアート本売り場では、写真集が充実風だったので、最近の日本のカメラマンの写真集をどっと見ようと思ったら、それは「写真集」というくくりがあるだけで、日本のカメラマンのものが分けられてるわけではなく、残念でした。結局ひとりのも見なかった。


じゃあ、アメリカ人の友達に日本風のはがきを買って手紙を出そうと思ったら、そういうのは売ってなかったし。


唯一捜して見付かったのが、天然生活のバックナンバー。それだけでもかなり嬉しかったのですが。


それと、レストランのIVYもおいしかったです。


それから、きれいなコンビニもあって、そこでFleet Foxesのチケットを買いました。


さらに私はお茶しなかったけど、とても素敵なカフェもあって、かっこいい人達が仕事の打ち合わせなどをしていました。そこには、ロッキング・オンのバックナンバーも並んでいたのですが、友達に教えてもらっていかなかったら絶対に見付けられなかったと思います。というのもグランドピアノが置いてあって、その後ろにがっちり隠れていたからです(笑)。おかげで3周くらいぐるぐるしました。


でも日本に帰ったらまた絶対に行きたいです。
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