見始めたら止まらない『ブレイキング・バッド』アメリカTV史上最高とすら言われてる番組。夏休みおすすめDVD
2012.08.10 13:30
『ブレイキング・バッド』もう見ましたか?
見てない方幸せです。人生の楽しみがまだ大量に残っているということです。というわけで、夏休みどこにも行かない予定の方、『ブレイキング・バッド』DVDマラソンをおススメします。
見始めたら絶対最後まで見たくなりますので、とりあえずシーズン1だけ借りないで、全部借りちゃったほうがいいと思います。日本ではシーズン3までDVD化されているのかな?
こちら日本のオフィシャルサイト。
http://www.sonypictures.jp/tv/shows/breakingbad/
こちら日本語予告編。
http://www.youtube.com/watch?v=z2trAjxK7rQ
アメリカのTV番組史上最高に面白いと言う人達も多くいて、史上最高かと言われちゃうと今アメリカのTV番組の質はめちゃくちゃ高いので、史上最高とは言い切れないと思うのだけど、でも史上最高レベルであることは間違いない。
というわけで、最新号のローリング・ストーンも表紙。
この番組の良いところは、TV番組としては正しいと思うのだけど、非常に間口が広いということ。説教臭くもないし、誰が見ても楽しめる。内容は、高校で化学の教師だった主人公が、ある日突然末期ガンで余命が短いと宣告され、妻と息子のために、資産を残さないといけないと切羽詰まる。そして、ひょんなことから、落ちこぼれの学生と一緒になんとクリスタル・メス(麻薬)の製造を開始することになるのだ。
しかもそれが、高校の化学の教師だったがために、なんと市場で最高級のクリスタル・メスを作ってしまい、大もうけとなるのだけど……。もちろんドラッグの取引を素人がそう簡単に上手くやっていけるわけもなく、そんなわけで、毎回ハラハラドキドキの連続なのだ。そもそも、ドラッグ・ディーラーに成功して欲しいと思うことは変なのだけど、この家族を思う心情に共感できて、アンチ・ヒーローの主人公達をどうしても応援してしまう。なので、色々と深く考えさせられることも多いのだけど、それ以上にこのサスペンス/コメディ、単に非常にエンターテイニングである。ハラハラの物語展開や、映画並みな超バイオレントなシーンもたくさんで、毎回見所満載。クリエイターのVince Galliganは、元『X−ファイル』のプロデューサーとしても成功した人物。
現在アメリカでは最終シーズンのシーズン5放送中。想像もしていなかった超暗くて怖い方向に行ってしまって、そもそもの目的はなんだったのか……分からなくなってしまった感じ。毎回衝撃の連続(汗)。
アメリカではその他にも、今面白いTV番組だらけ。『マッドメン』の終わったばかりのシーズンもまたまた最高だったし、先シーズン鳴りもの入りで始まった新番組『ガールズ』も最高に面白い。これは、新世代の『セックス・アンド・ザ・シティ』。また別の機会にご紹介します。
さらに、今アメリカ中が夢中のもうひとつの番組。『Game of Thrones』。またイギリスドラマですが、『Downton Abbey』。今言った番組は、もう本当にみんな見てて、私の好きな今時のブルックリン・バンド達も、番組が終わる度に、みんなそれぞれツイートしてて笑えます。