ジャレット・レト、5年ぶりの俳優復活が素晴らしい&美しい!『ダラスバイヤーズクラブ』トロント映画祭その2

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ジャレット・レトが5年ぶりに俳優としてスクリーンに復活。『ダラスバイヤーズクラブ』という作品がトロント映画祭で上映されたのですが、この作品が素晴らしく、しかもジェレット・レトの演技が思いっきり光っています。

物語は、事実を元に作られていて、主演はマシュー・マコノヒー。マコノヒー演じる主人公は、80年代にAIDSになり、30日の命と医者に宣告されます。彼はゲイではなく、むしろゲイを見下しているようなカーボーイ。あまりに女遊びが激しくいつの間にか感染していたのです。しかし、そこから、自らリサーチを開始し、アメリカでは認可されていない薬がメキシコで手に入ることを知り、それを違法で密輸。ゲイのAIDS患者達に売るという物語。そのパートナーをジャレット・レトが演じているのですが、彼はゲイのAIDS患者で、女装をしていて、それが本当に美しいのです。見た目にも美しいんだけど、それよりも、内から出て来るような美しさがある!

ふたりとも、AIDS患者なので、あり得ないくらい痩せてこの作品に出演しています。当初資金を出してくれる人達が見付からずに中々制作できなかったそうです。ふたりのこの作品への情熱が伝わるとともに、なぜこの作品を作りたかったのか納得できるような内容です。

実は取材先で、ジャレットに会ったのですが、「ハ〜イ!」と言われてドキッとしたくらい、この映画のモードだったためか、いまだ軽やかできらびやかなまま。美しかったです。

私は観逃してしまいましたが、一般上映の際は、他のキャストが全員ステージからおりても、ジャレットはひとりだけ最後まで集まった観客にサインしたり、握手したりしていたそうです。30 Seconds to Marsでの精神でしょうか。

皆さんにはより馴染みがあると思って、ジャレットのことばかり書いてしまいましたが、実は、マコノヒーの演技も大絶賛されています。彼は、数年前まで、娯楽大作にばかり出演していましたが、この2~3年間で急にインディ映画に出演するようになり、これまで評価されていなかった彼の演技力が大きく注目されています。この作品はその決定版と言えるかもしれません。すぐにオスカーの話しばかりして申し訳ないですが、彼がオスカーにノミネートされる可能性も大です。

というかジャレットが助演としてノミネートされる可能性も本当に大きいと思います!期待してください。
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