ビクターに移籍しての第1弾ミニアルバム『チェンジ ザ ワールド』のリリースが来週に迫りましたキュウソネコカミ。
JAPANでも2号連続インタヴューで迎撃中(現在発売中のがメンバー全員、そして6月
30日発売号ではセイヤ単独インタヴュー!)。そちらもぜひチェックしていただければと思うのだが、このブログでもがっつり盛り上げようと思っております。
というわけで、彼らの母校である兵庫県西宮市の関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで撮った写真を毎日1枚ずつアップしていきます。ただ写真だけアップしてもつまらんので、『チェンジ
ザ ワールド』を1曲ずつ、レビューというかツッコミというか、美味しくいただいていこうと思います。
で、1曲目は“ビビった”。
ミュージックビデオがインパクトでかすぎてうっかり頭に入ってこないんだけど、これはキュウソネコカミとは何であるのかという、所信表明みたいな曲だ。踊れて、キャッチーで、毒があって、イライラしていて、でもじつはものすごくピュアに音楽に向き合っている、キュウソネコカミとはそういうバンドだ。
『チェンジ ザ ワールド』って作品なのにいきなり《俺らが世界を変えてやるって意気込んでもきっと意味は無い!!》って、「え、変えてやるって話じゃないの?」とも思うのだが、じつは本当に重要なのはその直前の《それでも何かを叫んでいる
誰かに届くまで叫んでいる》という部分なのだ。そのへんのバンドをディスり、シーン全体をディスり、客をディスり、業界そのものをディスり……ながらも、そのディスの矢はじつはその現状をぶっ壊せない自分たちに向けられている、というところに、キュウソが愛される理由の一端がある気がする。マジメでいいやつらなんだよ。
それはそうと、このビデオのコスプレはどれも秀逸なのですが、タクロウの順応性の高さというか、どんなスタイルにも馴染む感じは特筆すべきものがあると思う。