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    back numberのツアーファイナルで感じたそのでっかさ

    back numberのツアーファイナルで感じたそのでっかさ

    「love stories tour
    2014」、ファイナルはNHKホールでの「渋谷ラブストーリー」。すごかった。清水依与吏の歌には鬼気迫るものがあったし、演奏もパワフルでタイトだった。ときどき前につんのめる感じが、かえって迫力を感じさせた。

    NHKホールは武道館に比べれば小さな会場だけど(それだって十分でかい)、ステージから感じるスケール感はあの時以上だった。清水依与吏はお客さんが近く感じる、みんなに助けられてると言っていたけど、その言葉を聞きながら僕はちげーよと思った。近くに感じるのは、お客さんが思いっきり手を伸ばしているからじゃない。君らがでっかくなったからだよ。そして、何も演じることなく、自分を素直に出して観客と向き合えるようになったからだよ。

    『ラブストーリー』というアルバムが描いていたのは、弱い自分とか情けない自分とか、もちろんほんの小さな幸せとか見過ごしがちな喜びとか、そういうものに眼差しを注いで生きること、だったんじゃないかと思う。そこにあるものこそがラブストーリーなんだと、あのアルバムは言っている。そして今日のライヴは、それを完璧に体現していた。

    夏フェス(ROCK IN JAPANはLAKE
    STAGEに出演!)を経て、9月には追加公演の横浜アリーナ2デイズと大阪城ホールが待っている。たぶん、今のback
    numberの大きさと強さを、存分に体験できる場になるはずだ。すっげえ楽しみ。

    写真は終演後の3人。すっげえ近い。3人が。
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