ミツメのツアーファイナルを観た。次はジャパネクでまた観れる

ミツメのツアーファイナルを観た。次はジャパネクでまた観れる
シングル『めまい』のリリースツアーファイナル@青山スパイラルホール、2デイズの2日目。

ミツメのライヴを観ている時間にはすごく独特の空気が流れている。というか、ミツメがそこにあらわれることで、それまでとは違う空気が生まれる。

それは単なる興奮とか高揚感とも違うし、スノッブな冷静さとも違う。「ミツメが好き」という一点において集まった人たちが、密かに連帯感をもってバンドとシンクロしている感じというか。ミツメを「観る」でも「聴く」でもなく、そこに「いる」感じというか。空気の振動だけではなく、その振動している空気そのものもミツメの音楽だという感じがする。

その独特の空気は音源にもあって、それまで吹き荒れていた風がぴたっと止んだような、荒れ狂っていた波がすっと引いていくような、そういう静けさがミツメの音楽にはある。でもそのぶん、ほんのかすかな空気の動きや水面の泡立ちがヴィヴィッドに見えてくるような、そういうイメージで僕はいつも彼らの音楽を聴く。

そんなミツメがワンマンライヴの場として、ライヴハウスではなくだだっ広いホールを選んだというのはすごくぴったりだという気がした。「音楽が鳴る場所」としてあらかじめ設定されていない場所が、ミツメによって音楽の場になる。うまくいえないけど、それってすごくミツメっぽいなあと。

実際、ライヴハウスよりもなぜか密室感があって、しかも椅子席だから客席にも妙な緊張感があって、それが心地よかった。僕はフロアのいちばんうしろで観ていたんだけど、アンコールで我慢しきれなくなったようにお客さんが立ち始めたのがおもしろかった。昨日は最後まで座ったままだったそうで、ヴォーカルの川辺素は「やっと自力でお客さんを立たせることができました」と嬉しそうだった。

”めまい”、音源でもそうだけど、ライヴで聴くとよりパワフルで、それに引っ張られるようにどの曲も手応えを増していた。ライヴバンドとしてのミツメ、かなりがっしりと進化している。

今日でツアーも終わり、次の土曜はJAPAN'S NEXTに出演!
uchuu,、Shiggy Jr.、シャムキャッツ、LILI LIMITと共演です。

1週間で2回も観られるなんて、やったー。
やったーというか、ジャパネクにミツメの醸し出す空気が注入されるというのが、どうなるのか今から本当に楽しみ。

チケットなど詳しい情報はジャパネクサイトを。↓
http://japansnext.jp
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