遅ればせながら昨日観たライヴについて書く(2):the peggiesの「宣戦フ告 vol.3」
2015.07.04 22:15
シナリオアートのワンマンから新宿MARZに移動して観た、the peggiesの自主企画「宣戦フ告 vol.3」。トリのペギーズの出番にぎりぎり間に合いました。彼女たちのライヴ観るの、ちょっと久しぶりで、とくに5月に『PPEP1』を出してからは初めてなので、かなり楽しみにしていたんだけど、その楽しみ加減を軽く超えていく成長ぶりだった。
『PPEP1』はヴォーカル・ギターのゆうほがすごく真摯に自分と向き合って作った作品で、それが曲の強さにつながっているんだけど、それができた理由のひとつは、ゆうほのメンバーに対する信頼が確実に高まったからだと思う。だからこそその楽曲たちがバンドに帰っていったときにどういうふうに鳴るのか、興味があった。
EPの最後に収められている”ヘルズ“という曲、あれは本当に壮絶な、ゆうほの自分との闘いが刻まれた曲なんだけど、あの曲を本編の最後でやったときの凄みといったらなかった。バンドがガツンと入ってきたときの無敵感。あれがペギーズだと思った。
アンコールでゆうほは「人生は勝つか負けるかだと思っています」と言い切った。常に誰かと出会い、その誰かに挑んでいくのが人生だと。そして自分は負けず嫌いだから、今は遅れを取っているかもしれないけど、いつか追い抜いてみせると。明らかに、彼女の中で新しいスイッチが入ったんだと思う。
ペギーズの物語、ここからすごい速度で回転していくと思います。