「ホームランツアー」セミファイナル、リキッドルーム。椎木、絶好調だった。フロアにダイブしたら誰も受け止めてくれなかったり、演奏始めようとしたらギターのチューニングがズレズレだったり、「ツアーいろいろあったな、ね?」とメンバーの方振り向いたらガン無視されたり、いろいろしていたけど、絶好調だった。なんで絶好調だったかといえば、俺はこれをやるんだということに対してまったく迷いがなかったからだ。
改めて思う。マイヘアは真っ当すぎるほど真っ当なロックバンドだ。24、5歳の男3人が、自分たちの気持ちの向く方向に素直に音を鳴らして、思っているままの言葉を吐く。それ以上でもそれ以下でもない。それだけを年がら年中やっている。真っ当であることがとても難しい時代に、彼らは意志を持ってそれをやっている。
椎木はMCで「上に行くよりも前に進みたい」と言っていたが、それはつまりそういうことだ。
そんなバンドが勢いを増し続けていることは、希望でしかないと思う。11月5日のジャパネクも、よろしく頼んだ!