あいみょん、メジャーデビュー曲“生きていたんだよな”は生への真摯な肯定だ 2016.09.21 00:01 小川智宏の「ロック青二才」 若い命の最後の瞬間を見つめながら、死ではなく生を思う。あいみょんというのはそういうアーティストだ。この弾き語りの映像だけでも、彼女のもつ「凄み」は伝わると思う。対象に感情移入し、その思いを歌うことで、同時に彼女は彼女自身がどれだけ生きているかを自問自答している。その燃えるようなエネルギーが、切れ味のある言葉になり、メロディをはみ出す歌となり、彼女の小さな身体を突き破って世界にぶっ放される。だから眩しいし、ポップだ。メジャーデビューシングル、楽しみだな。