BLUE ENCOUNT、ツアーファイナルで極まる

BLUE ENCOUNT、ツアーファイナルで極まる

熱かった! エモかった!!
BLUE ENCOUNTのワンマンツアーファイナル、渋谷・TSUTAYA O-WESTでのライヴ。ソールドアウトでギッチギチ、湯気がのぼるフロアは最初から最後まで汗と涙が溢れかえっていた。

ブルエンのライヴで涙腺決壊するのはいつものことだけど、そもそもそれがいつものことっていうのがとんでもない。Vo・G田邊駿一のMCはくどくどしくて青臭くて、それでも必死に何かを伝えようとしている姿勢が、ただそれだけで胸を打つ。顔をぐしゃぐしゃにしながら、マイクに声が拾われていなくてもかまわずに、身体の底から絞り出すように言葉をつむぐ。それでいていったん曲が始まればいきなりパンクもエモもラウドも呑み込んだギターロック勝手丼みたいなお祭騒ぎになるのだからすごい。

「初めて約束を果たせた」とステージ上の田邊は言っていた。今までの人生でひとつも約束を果たせなかったけど、音楽では約束を果たすことができた、と。その言葉を聞いたときに、彼の愚直さの理由を見た気がした。偉そうなこと言いたくないけど、彼にとっては音楽が最後の武器だったのだと思う。だからこんなにも必死にしがみついて、一歩一歩前に進んで、しかもそれをすべて、お客さんと共有しようとするのだ。

そして、田邊は今日のお客さんと新たな約束をした。「いつか武道館でワンマンをやる」と。忘れないように、ここに書いておきます。

12/28、COUNTDOWN JAPANのトップバッターも期待してるぜ!
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