『Wonder Future』ツアー、早くもセミファイナル。7月の横アリを観れなかったので、個人的にもようやく、いよいよ、ついに! と前のめりな感じで国際フォーラムに臨んだのだけど、どこまでも爽快に期待値の遥か上を鳴らしてくれたライヴだった。最高。
真っ白なステージセットがプロジェクションマッピングによって、時に極彩色に、時に牧歌的なタッチの絵画へとくるくる塗り替わり、観ている僕らを次々に未知の次元へ連れて行ってくれる。それはまさに、どんな風景も何色の感情も受け止めてロックンロールの果てへと導いてくれる『Wonder Future』の世界とまんま地続きのものだ。
椅子席のホール公演、クール&コンセプチュアルな舞台装飾、というシチュエーションながら、今日のアジカンは『Wonder Future』曲も既存曲も含め、実に伸びやかにロックを響かせていた。野性ではなく意志の力でロックをドライヴさせるアジカンに、今回のライヴのスタイルはジャストなものだったということかもしれない。
アンコールは撮影可とのことだったので、慎んで舞台の様子を撮らせていただいた。詳細レポは後日UPされるのでしばしお待ちを。(高橋智樹)