スペアザが鳴らす音は、今夜もでっかくて雄弁だった

スペアザが鳴らす音は、今夜もでっかくて雄弁だった

ほんと、どこまで自然体で大らかな人たちなんだろう。

デビュー10周年イヤーに突入したSPECIAL OTHERSの野音ワンマン。
アルバム『WINDOW』もリリースされたばかりだし、それなりに特別な演出や仕掛けがあるのではないかと踏んでいたけど、まったく違った。
いつも通りシンプルなステージで、いつも通り伸びやかな音を鳴らす4人の姿が、そこにはあった。

で、それが最高に良かった。

無理にカッコつけないし気負わない。
だからこそ、その場にいる人たち全員を丸ごと受け入れて、ただ一緒に楽しむことに思いが向かった音楽が、とてつもなく雄弁に鳴っていた。

終盤のMCで「36歳になっても15歳の頃と同じようにライヴがやれる俺たちは幸せです。これからもずっとこんな風にライヴをやっていきたいです」と言っていた、芹澤"REMI"優真。
きっと10年後も20年後もこうして音を鳴らしているんだろうし、武道館をソールドアウトさせるほど大きなバンドになった彼らが、いつまでも変わらぬ純度で至福極まりない音を鳴らし続けているってことは、本当にすごいことだ。

あまりにも快楽指数が高すぎて、何度も仕事を忘れてビールを買いに行きそうになったほど。

続きはレポートで詳しく書きます。
今はとにかくビールが飲みたい。(齋藤美穂)
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