Ken Yokoyama、ブドーカンで再会を約束する

Ken Yokoyama、ブドーカンで再会を約束する

昨年9月から繰り広げられてきた、『SENTIMENTAL TRASH』のツアーファイナルにして、約8年ぶりキャリア2度目のブドーカン。

このステージに今のKen BandのメンバーとSLANGを立たせたかったこと。オールスタンディングでやれると聞いて最速で押さえたら、たまたま3・11の前日だったこと。でも、そこには反省もあったこと。いろんな思いが溢れ出て、それを最後まで眩いままのパンクサウンドが後押ししていた。

ベテランのパンクスとして、横山健は『I Won't Turn Off My Radio』『SENTIMENTAL TRASH』の季節に、背負うべき多くの役割と真摯に向き合ってきた。それと同時に、体力的な衰えについても率直に語ってきた。でも、今夜のブドーカンにあったのは、横山健とバンドの強く求心的なエネルギーに他ならなかった。この場所でやりたい、という純粋な思いが、そうさせたのではないか。

往年の楽曲群も感慨深かったけれど、ある意味パンクに対するカウンター意識が込められていたはずの新作曲たちが、Ken Yokoyamaのパンクソングとして思い切り躍動していたことも素晴らしかった。ちょっとご愛嬌の一幕はあったけれど、ともあれ後日アップのライヴレポートを書きます。(小池宏和)
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