爆音の嵐で春の到来を告げるパンクフェス＝PUNKSPRING、2006年の初開催から10周年＆今回が10回目の開催！

今回念願のPUNKSPRING大トリを務めたTOTALFAT、日本バンド初の同フェスのヘッドライナーということもあって、開演早々から沸点越えのエモーション炸裂！ 「俺たちは、信じる気持ちに限界はないと信じて、今日このステージに立ってます！」（Shun）とあふれ返る情熱のままに、この日のために作ったという新曲も含め、4人の15年の足跡と夢のすべてをスパークさせるような圧巻のステージを見せてくれた。

そしてトリ前にはSUM 41！ 4年前のPUNKSPRING出演後、デリックのアルコール依存症、ドラマー脱退などバンド空中分解寸前の危機的状況を経て、戦列復帰したデイヴ・バクシュとともにこの舞台に戻ってきたSUM 41、まさに完全復活と呼ぶに相応しい激演！ こっちの聴きたいツボを全部押しまくるような選曲はもちろん、衝動の化身の如きパンクロッカー＝デリックの姿を再び目の当たりにして、感激するなというほうが無理だ。

他にもSIMPLE PLAN／MISFITS／face to face／TONIGHT ALIVEといった海外の強豪、SPYAIR／MONOEYES／WANIMA／SHADOWS（FACTのHiro・Kazuki・Takahiro新バンド、今回のPUNKSPRING神戸＆幕張が初ライヴ！）といった日本の精鋭陣が集結。Dizzy Sunfist／COUNTRY YARD／SWANKY OCEAN ACOUSTIX（SWANKY DANKのアンプラグド編成）のアコースティックアクトも含め、熱気と歓喜が一日中弾けまくった幕張会場の模様は後日レポートします！（高橋智樹）