3月にスタートして全国を駆け抜けてきた、『The World's On Fire』のツアー。アジア公演、秋の大きな会場での追加公演、そして延期となった九州3公演も残しているものの、新木場スタジオコーストの2デイズをもって、熱い余韻を残したままひとまずフィナーレを迎えた。

アルバム『The World's On Fire』がそうだったように、今回のツアーはMWAM史上最もロック度の濃いツアーになった。4つ打ちのダンス曲を抑え、各地ライブハウスでロックの熱狂を描き出してきた。

あのオオカミたちは、ある日突然地上に現れてあっという間にお茶の間レベルの人気者になったわりに、どういうわけかライブハウスという場所を愛しすぎている。その思いを乗せた音が逃れがたい熱狂を育む、めちゃめちゃ志の高いライブだった。

リブ×サンちゃんの素晴らしいセッションの直後、サンちゃんがリブにキスをして嬌声を巻き起こしたり、ジャン・ケンがとてもロマンチックなメッセージを投げかけたりと、見どころ満載だった。後日公開のライブレポートに、詳しく書きます。（小池宏和）