白いマスクで素顔を隠し、ボーカロイドを駆使したテクノミュージックでその名を知らしめたサウンドクリエイター、ピノキオピー。
最新作『HUMAN』では、自身の歌声とボカロのハーモニーや掛け合いを全面に押し出し、これまでよりもぐっと「有機的」な歌を聴かせてくれています。ソリッドで先鋭的なサウンドを堪能しながら、なんとも切ない歌詞やシニカルな歌詞など、生身の人間を感じさせる楽曲が増えていて、ボカロの概念を大きく変える一枚となりました。

このユニークなサウンドの源泉に迫るべく、RO69では初インタビューを試みました。どんな音楽に影響を受けてきたのか、なぜインターネットのミュージックシーンへ飛び込んだのか、そして、ボーカロイドとの出会いやマスク着用の理由まで、おそらくは、誰もが気になるはずのことを、あれこれと質問しています。実際に会うまでは謎だらけで、実はちょっとビビっていたのですが、とても穏やかに楽しく話してくれて安心しました（笑）。
ピノキオピーの素顔を垣間見ることができるこのインタビュー記事は、RO69の特集に掲載中です。要注目の最新作を、ぜひ聴いてみてほしいです。（杉浦美恵）

【特集】ボカロ×肉声――異形のスタイルで突き進むピノキオピーとは何者なのか？
http://ro69.jp/feat/pinocchiop_201611