【速報】UNISON SQUARE GARDEN「Dr.Izzy」ツアー終盤:大宮ソニックシティ公演を観た!


こんな3ピースバンド、他にいない。
というか、世に数多ある「3ピースバンド」と同じ編成をした、まったく別種の獰猛なるポップ生命体。
この日のUNISON SQUARE GARDENの恐るべきグルーヴモンスターぶりは、そんな言葉でしか形容しようのないものだった。

ホール~ライブハウス~ホールと計48公演(追加公演4本含む)に及ぶUNISON SQUARE GARDEN史上最長の全国ツアー「Dr.Izzy」もいよいよ終盤。
ツアー序盤の中野サンプラザで観た時も、最新アルバム『Dr.Izzy』でのとんでもない音楽的進化ぶりを存分にスパークさせまくっていた斎藤/田淵/鈴木の3人だが、ツアー48本中45公演目となるこの日のライブの、メンバーひとりひとりのビートに懸ける気迫と野性、そしてそこから噴き上がるスリリングなまでの多幸感には、観ていてずっと胸震えっ放しだった。

ありとあらゆる瞬間が衝撃と歓喜に満ちているような凄絶なライブを重ねながら、ユニゾンはツアー中も新曲をたくさん作っているらしく、今日もその中から一曲披露していたし(ミステリアス&ワイルドなロックンロール。最高!)、「来年もわりかし働きます!」(斎藤)と「その先」への意欲を覗かせて満場の拍手喝采を誘ってもいた。
ライブの爆発力が新たな創作意欲とインスピレーションを呼び起こす――そんな至上のサイクルの真っ只中に今の3人がいることを、この日の熱演が何より明快に証明しているように思えて嬉しかった。

曲目も含めたライブの模様はツアー終了後、2016年12月29日(木)発売のJAPAN2月号でがっちりみっちりレポートします!(高橋智樹)