宇多田ヒカルのネットイベント「30代はほどほど。」、再配信を観て改めて歌声に浸っています

宇多田ヒカルのネットイベント「30代はほどほど。」、再配信を観て改めて歌声に浸っています - pic by 岸田哲平pic by 岸田哲平

宇多田ヒカル出演のネットイベント「30代はほどほど。」、みなさん観ましたか? 本人が登場し、視聴者の質問などに答えるトークと、スタジオでのパフォーマンスを披露するというこの番組は、12月9日に生中継が配信され、16日には好評に応え再配信されました。

まず、本人が登場する前に、PUNPEEが宇多田の曲のリミックスをつなげて聴かせてくれた。“Kiss & Cry”や“time will tell”“桜流し”など、クラブ仕様のミックスが非常に心地好く、リラックスムードを演出しながら、この後の番組への期待感を高めてくれた(このリミックスをもう一度聴きたいという人も多いはず)。

そんなDJプレイの後、カメラの前に現れた宇多田ヒカルは、大きなフレームのメガネと、「30代はほどほど。」のロゴが書かれた白いスウェットを着ていて、とてもくつろいだ雰囲気。「ほどほど」と言うだけあって、何ひとつ慌てることもなく、決められたテーマに従うわけでもなく、どこまでも自由な空気で進行するトークはさすが。視聴者から寄せられるコメントに「ゆるい」という言葉を見つけて、なぜか「よかった」と喜んでいたのが印象的だった。

その空気が一変したのは、スタジオパフォーマンスへと移行した時だ。メガネを外し、衣装も着替えた宇多田はピアノの前に座る。KOHHの胸をえぐるようなラップから、流れるように彼女の生歌パートへと引き継がれる“忘却 featuring KOHH”。時折、目を閉じてピアノを弾く姿は、彼女がこの歌に特別な思いを持っていて、とても大事にしていることを感じさせる。歌声の素晴らしさは、たいしたスペックを持たない私のPCからでも存分に感じるができた。吸い込まれるような歌声の余韻をそのまま残しながら、今度はスタンドマイクの前へと移動する宇多田。朝川朋之が奏でるハープの音色に合わせ、そのまま“人魚”へと曲が移行する。ハープの繊細な音色と宇多田の声だけが響きわたる。やはり彼女の歌声は特別。こちらも思わず目を閉じて聴き入ってしまう。

パフォーマンスの後には、PUNPEEが“Automatic”をかけ、宇多田のデビュー18年目を祝うサプライズのケーキが、KOHHの事務所から送られた。12月9日は彼女が『Automatic』でデビューした日。突然のサプライズに宇多田は予想以上に驚き、その喜びを露わにした。最後は、2017年1月11日(水)に配信が始まる、PUNPEEによるリミックス曲“光 -Ray Of Hope MIX-”が流れ、番組は終了。このリミックスがまた、希望に満ちた光を感じさせてくれるサウンドで、PUNPEEの、宇多田ヒカルというシンガーへのリスペクトを感じさせる作品でもある。今回、聴き逃してしまった人も、来年のリリースを楽しみに待ちましょう。(杉浦美恵)


サントリー天然水PRESENTS「30代はほどほど。」
http://gyao.yahoo.co.jp/special/hodohodo/
再配信日時:2016年12月16日(金) 11:00~12月22日(木) 23:59(予定)
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