非常にテクニカルでソリッドで、しかもポップでメロディアスなサウンドを聴かせたNothing’s Carved In Stoneは、いつもながらバンドとしての音楽レベルの高さを見せつけていた。
そして主役のAA=は、例によってのラウドでヘヴィなサウンドで攻め立てながらも、いつになく聴き手に対して開かれた、共有を促すようなパフォーマンスに映った。それは客に対して手拍子を促したりマイクを向けたりといった表に出た仕草だけでなく、彼ら、というか上田剛士が、今という時代だからこそきちんと観客にメッセージを伝えたいという思いをもってライブをやっていることが感じられたということだ。
今回から参加したYOUTH-K!!!の手数の多いドラムもバンド・サウンドに新風を吹き起こしていたし、アンコールではNothing’s Carved In Stoneのカバー(“ツバメクリムゾン”もやったし(大阪ではポリのカバーもやったらしい)、2マンなのでふだんよりは演奏時間は短かかったけど、十分楽しめたんじゃないだろうか。
そしてライブ終了後、「VERSUS LIVE 〜X-FADER #3」が2月5日青山RizMで、YOUTH-K!!!もサポートで参加するTHE 冠との対バンで行われることも発表されたのだった。この組み合わせ、なかなか面白いんじゃないでしょうか。次も楽しみである。(小野島大)