桑田佳祐、有村架純主演の朝ドラ『ひよっこ』主題歌“若い広場”を聴いた!

桑田佳祐、有村架純主演の朝ドラ『ひよっこ』主題歌“若い広場”を聴いた!

有村架純がヒロインを務める、2017年4月3日(月)スタートのNHK連続テレビ小説『ひよっこ』。その試写会に参加して、フルコーラスではないものの桑田佳祐による主題歌“若い広場”に触れてきた。

1964年、東京オリンピック開催を目前に控えている頃。物語は茨城県の山間の農村から始まる。激動の時代に、大きな希望と同じだけの混乱をはらんでいたムードの日本だ。地方から東京に集団就職する若者たちは「金の卵」と呼ばれた。

急がず焦らず、しかし楽しげに響くラテン風味のフォーキーソウル歌謡と化した“若い広場”は、変化と希望の時代を活き活きと過ごした人々の息遣いとして捉えてゆく印象があった。出来事や建築物ではなく、躍動する声なのだ。

ちなみに、1962年から20年間にわたって放送されていた、『若い広場』というNHK教育のトーク番組があったという。さすが桑田佳祐、巧い。ノスタルジックなようで実は新鮮なミクスチャーの歌謡テイストといい、近年の彼の作風ともバッチリはまっている。

試写会にゲスト登場した有村架純も、この主題歌について「自分の知らない世界に連れて行ってくれた曲です」と語っていた。ドラマ、めちゃくちゃおもしろいです。もう出てくる人出てくる人、全員が人間味ごとキラキラしている。

第1週の放送分を観たのだけれど、やはり「普通の、生活する人々」を通して一時代を語るドラマなのだとお見受けしました。『ひよっこ』と、放送初日に初公開されるという“若い広場”、絶対注目です。(小池宏和)
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