100%はまるのはあらかじめにわかってたけど、これ以上にないぐらいずっぱまってた、ザ・フレイミング・リップス、初のフジロック公演。
銀玉が背面にぎっしり並び、天井から何本も垂れ下がる電飾。
そんな幻想的なセットだけでも上がるのに、そこに虹やマッシュルームの着ぐるみとともに現れたウェインとリップス。
しかもウェインの衣装とは人体解剖図が描かれた全身タイツに、ひらひらの銀ラメの肩飾りというめちゃくちゃイミフーのもの。
いや、最高でしょう！
『エンブリオニック』『ザ・テラー』というハードコアなダークサイケな作品が続き、それを反映するかのように、ここ最近のライヴはやたらと硬派だったが（個人的にはこのモードは大好き）、今日のリップスは完全にフェス仕様。
意外な選曲もあったけど、基本、フェイバリットを連発。
やたらとファックを使うウェインのMCも健在。
誰が観ても楽しめるライヴだった。
是非また苗場に来てほしい。

個人的にはスティーヴン・ドローズが何曲かでドラムを叩いたり、やたらとアクティブだったのが良かった。（内田亮）