Lorde、衝撃の初来日公演

Lorde、衝撃の初来日公演

ホントに17歳?
ついついそう疑いたくなる貫禄のステージだった。
歌唱力、表現力は言うまでもなく、ステージにポツリと立ってるだけなのに(バックメンバーはふたりのみ)、その存在感がとにかく圧倒的。
曲もアルバムとはアレンジがかなり変わってるものが多く、アブストラクトだけどダンサブルな感じで確かにレッド・マーキーにはピッタシのヴァイブスを放っていたが、会場の世界観を作り上げているのはやはりロードひとり。
己の存在だけで、あそこまで会場を掌握できるカリスマはそうそういない。

"Ribs"を歌う前に、彼女自身が自分の曲は孤独から生まれたというようなことを言っていたが、そんな楽曲の数々を苗場の観客は100%、それに答えていた。
正直、あそこまで大合唱が続くとは自分もかなり驚いたほど、観客の熱気も凄まじいものがあった。
世界との違和を唱える歌を、大衆がしっかりと肯定する。
まさにポピュラーミュージック最大の魅力であるメカニズムを目の当たりにするステージだった。
素晴らしい。(内田亮)
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