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    Kasabian、やっぱおまえら最高だぜ!

    Kasabian、やっぱおまえら最高だぜ!

    ZEDDの盛り上がりがあまりにも凄まじかったんで、この空間にロック・バンドはいかなるもんかとちょっぴり不安になりながら、カサビアンの登場を待ってたのだが、反省します。
    ちょっとでもダウトした自分が悪かった。
    なにしろグラストンベリーのトリを堂々と張れるほどのバンド。
    フェイヴァリットを惜しみなく連発した超攻撃的なセットで完全にソニックマニアの空気を自分たちのものとして飲み込んじゃっていた。
    デビュー10周年を記念した新作『48:13』がエレクトロニクスを駆使した作品だったというのが功を奏しているとこもあったけど、なによりも感動的だったのは、とことん王道なロック・ショウでカサビアンがこの場を制したこと。
    踊れる曲も多いが、しっとり聴かせる曲はちゃんと聴かせ、合唱を要する曲はちゃんと観客に歌わせていた。
    まさに21世紀を代表する国民的ロック・バンドの威厳を見せつけた素晴らしいライヴだった。

    もちろんメンバーの愛すべき無邪気なパーソナリティも全開。
    サージは歌って踊りまくって、フロントマンとしての存在感を発揮しまくり。
    トムは相変わらずドヤりまくり。
    しかし、終盤ではオーディエンスの熱い反応に相当気をよくしたのか、ニヤニヤしながら「トキオー」と連発していたのが、なんとも愛くるしい。
    最後はふたり揃ってステージから降りてきて、大ファン・サービス。
    音が止んでも、なかなか歓声は止まることなかった。

    にしても、"Clubfoot""Empire""LSF""Switchblade Smiles""Fire"に加えて、新作からの"bumblebee""eez-eh""treats"とキラーチューン多すぎ。
    楽しかった。(内田亮)
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