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    BOSTON、35年ぶりの来日公演を昨日観た

    BOSTON、35年ぶりの来日公演を昨日観た

    前回の来日はなんと1979年!
    そんなボストンの”奇跡の来日”を昨日、武道館で観た。
    自分の母校、マサチューセッツ工科大学の愛称、"M.I.T."とプリントされたカットオフTシャツに短パン、スニーカーという、日曜日のお父さんといったトム・ショルツのラフな格好とは裏腹に、演奏はとにかくマッシヴ。
    普段、自分が見慣れているロック・ショウとはあまりにも違う、まったく隙のない鉄壁なアンサンブルにはただひたすら圧倒されるばかりだった。
    ドラムの音なんかドンドンではなく、ズドンズドンだったもんな。
    お茶目だったのは、トムの日本語MC「トーキョー、サンジューゴネンブリデトテモウレシイデス。アリガトゴザイマス……ドウモアリガトゴザイマス」ぐらい。
    そのあとの英語MCには字幕がついてたし、とにかくすべてにおいて徹底された感じが、あまりにも”完璧主義者”として有名なトム・シュルツらしくて面白かった。
    ギターはもちろんのこと、オルガンもかなりの度合いで弾いていて、わりとプログレ的な側面もクローズアップされていたのも良かった。

    正直、普段それほど聴いているタイプの音楽ではないが、普通にアメリカで育つと、ここまでボストンの音楽って刷り込まれてしまうもんだ、という発見も個人的には新鮮だった。
    恐らくセットリストの半分ぐらいは、当時(80年代、90年代)、普通によくラジオでかかっていたような曲だし(恐らく今でもかかりまくっているはず)、それだけになんとなく歌えちゃう曲も結構あったのが面白い。
    ボストン、偉大というか、ホントにマッシヴな存在だった。(内田亮)
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