昨日O-EASTでスワンズを観てきた。
前回の来日はコンヴァージの公演と被っていたんで、今回が初体験となったわけだが、想像以上に素晴らしかった。
2時間以上の爆音ライヴというのは予め知っていたが、ホントに時間を感じさせないというか（まあ、最後は腰が痛くて仕方なかったが、それはバンドではなく不甲斐ない自分の体質のせい）、最後まで緊張感がまったく切れなかったのは正直、自分でもビックリしている。
多くのエクスペリメンタル・アーティスト、特に最近は、その名のとおり「研究」のようなパフォーマンスをするが、スワンズの場合は「狂気」をそのまま音として鳴らしているのがすごくわかる。
とにかく怖いのだ。
最後、マイケル・ジラがメンバー紹介し、全員で手を挙げてそのまま深くお辞儀を、なんと３回もやったのだが、そんないきなり見せたお茶目な倒錯も含めて、なんか終始ゾクゾクさせるライヴだった。（内田亮）