トニー・ヴィスコンティ&ウッドマンジー拝んできました!@『世界を売った男』ビルボードライヴ東京

トニー・ヴィスコンティ&ウッドマンジー拝んできました!@『世界を売った男』ビルボードライヴ東京

とても温かくて楽しい、でも時に泣ける素敵な演奏だった。『世界を売った男』、オリジナル・メンバーふたりを中心にした再現ライヴ。
ギターリフもまんまの“円軌道の幅”、イントロからうぉーと盛り上がり、
続く“オール・ザ・マッドメン”で既に涙が…。
グレン・グレゴリーの歌がいい。

『世界を売った男』の魅力が肉体的に色々実感できたのも面白かった。
バンド・アルバムで、
普遍的なメロディ満載で、
魂の救済についての歌。
つまり、ジギー・スターダストの布石となった作品だというのはよく知られているが、
それにしてもよくもこんな複雑なクラシック的展開のロックンロールをたった3週間で(しかも曲も1曲しかできてなかった状態で)レコーディングしたバンドは本当に凄い!と改めて思った。

『世界を売った男』以外の曲ももちろん演奏したのが、出し惜しみなしの必殺セットリストか凄い!
子守唄のように聴き馴染んだ“5年間”のイントロのドラムがこんなに近くで聞けたときはぐっときたし、
“チェンジズ”とか“タイム”とか完全にやられた~。
こんな楽しいボウイ祭、別の企画でまた観たいなあ。

どうでもいいが、トニー・ヴィスコンティが履いていた、黒に金色で虎という文字が書かれたスニーカー、気になる…。(井上貴子)
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