アル・クーパー

アル・クーパー

ずっとrockin'onを読んでいる人は御存知だと思うが、渋谷陽一のインタヴュー中に「寝た」という伝説を持っているアル・クーパー。

というか、ロック史に残してきた伝説もそりゃあとんでもない人なのだが、今日は来日中の彼のライヴに行ってきた。


冒頭のエピソードからも想像できる通り、かなりぶっちゃけた人だと思われ、日本ではCM効果もあって最早クラシックとなっている代表曲“ジョリー”について、
「日本でしかリハーサルしないし、日本でしかやらないし、日本人しか知らない」などと平気で言う。
で、毎回の定番なのだが、ディナー・ショーのように客席をどかどか歩き回る。それで突然「サヨナラ」と言って、楽屋に入って、ステージが終わる。“ジョリー”という曲が持つ爽やかなイメージを期待すると、完全に裏切られることになる。まったく幻想がない。でも、だからこそ数々のロック史の伝説に名を残してるのでは?と、勝手に思ったりもする。

バック・バンドが本当に名手揃いなのだが、そのアル・クーパーのぶっちゃけ感をちゃんと理解しているのが面白い。

お客は少なかったが、みっちり2時間やっていた。
ちなみに明日も渋谷O-EASTでやっている。(古川)
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