ちょっと遅くなりましたが、今週水曜日に伝説の(?)フィンランド・メタル・バンド、ローディのライヴを観て来ました！
なぜ今日まで書けなかったかというと・・・いや、あまりに素晴らしいステージで、ここ数日興奮気味だったからです（マジで）。

今回、初ローディだったのですが、期待以上！というか期待の１００倍すごかった！
あの見た目、演奏はもちろんのこと、個人的に大興奮してしまったのは曲の合間に行われる寸劇。ネタとしては刺したり切断したりとかなりグロいのだが、前後の曲のストーリーに合わせてるし、小道具が妙に凝っていてそれでいてちょっとローファイなのが”楽しめる怖さ”でいい味出している。曲に合わせてヴォーカルのMr.Lordiが衣装をマイナー・チェンジするのもすごく楽しかった！　キーボードの紅一点、アヴァちゃんの白い衣装も素敵でした。

そして、似たようなバンドでいうとスリップノットもそうだけど、あのおどろおどろしいパフォーマンスの合間のＭＣは、クソが付くほど丁寧で優しい。怖さもグロさも全て含めてオーディエンスをめちゃくちゃ考えている。紙吹雪ですら、あの姿で自分で袋を持ってまいてたし(笑)。そう思ったらもう、あの怖い顔もいとおしく見えて仕方がなくなってしまった。

あのグロいマスクとゴテゴテした衣装で怖いイメージではあるけれど、はっきり言ってどんな環境のライヴでもマスクを脱がない、重い衣装を着続ける、そういうヒールを長く続けているってのは、むしろ普通の人よりよっぽど真面目でいい人で、自分の作品にもパフォーマンスにも真剣である人なんだよなって、つくづく感じた。キワモノ感あるけれど、そういうことを抜きにしても本当に素敵な、愛すべきバンドだと思います。

何に怖気づいたのか、客席の割と後方で遠慮気味に観ていたのだが、あぁ〜〜〜もっと前に行けばよかった!!!　今さら後悔。(上田)