2023年もマネスキンは、ロックの未来を切り拓き続ける! “負け犬人生”からの華麗なる大逆転を振り返り、『ラッシュ!』後の栄光を力強く見据える決定版インタビュー

rockin'on 2023年6月号 中面

現在発売中のロッキング・オン6月号では、マネスキンのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「みんなは僕らがセックス・ピストルズやモトリー・クルーのように振る舞うと思っているけど、実際は全然違う。
ドラッグの危険性についての知識もある。僕はアルコールでさえもう飲まない」(ダミアーノ)


ダミアーノ・デイヴィッドが大きなガラステーブルの上で前屈みになり、嬉々として想像上のコカイン一筋を鼻から吸い込んでいる。マネスキンのバンド仲間たち、ベーシストのヴィクトリア・デ・アンジェリス、ギタリストのトーマス・ラッジ、ドラマーのイーサン・トルキオは、ロサンゼルスで借りたマンションのテーブルの上の存在しない粉を拭き取る真似をしながら、フロントマンを囲んで笑い転げた。
 
ダミアーノは、縦ノリグラムロック曲“ジッティ・エ・ブオーニ”を演奏して2021年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストで優勝した数時間後の、このイタリアンロッカーたちの最も悪名高い瞬間をふざけながら再現している。1億8300万人の世界中の視聴者が見守る中、ダミアーノが楽屋のテーブルで何かを鼻で吸っているように見える映像が流れたのだった。この動画はすぐに拡散され、フランスのマクロン大統領がバンドを失格にするよう求めたと報道された(フランスの出場者は2位だった)。最終的にダミアーノは薬物検査を受けることを提案し、それによって彼の潔白が証明された。その結果は、今も彼の家の冷蔵庫に誇らしく貼られている。

「人々のバンドに対する、そして僕に対する見方は、かなりズレていると思う」とダミアーノは言い、今日の彼は、グッチ風70年代グラムアイドルと『ロッキー・ホラー・ショー』を継ぎはぎしたような、いつものロックスターの服装ではなく、ダボっとしたベージュのセーターを着てひどい風邪を引いている(バンドのメンバー全員がこの風邪にやられ、青白い顔をしたトーマスはほとんど喋れない)。
(以下、本誌記事へ続く)



マネスキンの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』6月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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