現在発売中のロッキング・オン12月号では、テイラー・スウィフトの映画『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』をめぐるロングレビューを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。
文=中村明美
来年2月にめでたく来日公演が決定したテイラー・スウィフトの『THE ERAS TOUR』。今年3月に開始し、現象になったとすら言える全米ツアーの最終地となるロサンゼルスのSoFiスタジアム(キャパ7万240人!)で8月に6回行われた公演から最初の3回で撮影されたのがこの映画『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』だ。
コンサートをほぼそのまま収録した内容なので、来日公演のネタバレになる。だから、知りたくない人は、絶対に観ない方がいい。ただ予習したい人、またアメリカにおいても大勢いたチケットが買えなかった人にとっては、今作は、待ちに待った至福の体験となるはずだ。
これは、テイラー・スウィフトという10年に1人のスーパースターが、キャリアで頂点を迎えている時に、実際は3時間20分もあるライブで、10作をアルバムごとにセットや衣装やダンスを変えながら、スタジアム7万人の1人1人とコミュニケーションを取り、彼女がアーティストとして自らの限界をすら超えているんじゃないかという超人的なパフォーマンスに挑んだ結果、現在のメインストリームでも最高峰と言えるコンサートを行い、それを記録した作品だから。
そもそもキャリアの頂点で10作を1枚ずつパフォーマンスしたアーティストなんていたんだろうか? それだけでも画期的だ。今作は、『THE ERAS』ツアーがなぜこれほどの騒ぎとなったのか、2D上では、これ以上ない、その興奮と感動と熱狂が最大限に味わえる最高の作品となっている。(以下、本誌記事へ続く)
テイラー・スウィフトの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』12月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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