ロッキング・オン最新号、表紙巻頭はニルヴァーナ:カート・コバーン没後30年 ―― 当時の熱狂を伝えるビジュアルとクロニクル、『イン・ユーテロ』を振り返る決定版インタビューで徹底特集!

rockin'on 2024年5月号 中面

カート・コバーン没後30年――そう言われても誰もまったくピンとこないのではないか。

だってミック・ジャガーキース・リチャーズも生きているし、ポール・マッカートニーだってボブ・ディランだって生きている。なのに彼らの25年も後になって登場したニルヴァーナのカートがもう30年も前にいなくなったなんて、本当にまるでタチの悪い冗談のようだ。だが、だからこそニルヴァーナの記憶は鮮烈だ。

そのニルヴァーナの短くも鮮烈な活動のありのままをもう一度追ってみたいと思った。

ロックやポップのあらゆる議論が渦巻いていた80年代/90年代から遠く離れて、すべてが相対化されたかのような2024年の今の時代の中でニルヴァーナはどんな意味を持つのか。それをシンプルに浮かび上がらせてみたいと思った。モノクロの写真とロゴとコピーだけのシンプルな表紙にしたのはそのためだ。

そしてニルヴァーナの初期から最後まで、当時の熱狂の真っ只中にいながらも常に冷静にシャッターを切り続けたフォトグラファー、チャールズ・ピーターソンの全面協力によってビジュアルを構成した。
(編集長 山崎洋一郎)




ニルヴァーナの表紙巻頭特集は、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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