ビヨンセ「初めてこのジャンル(カントリー)に進出をしたときに受けた批判によって、自分に課された限界を超えざるを得ませんでした。『カウボーイ・カーター』は自分自身への挑戦と、時間をかけてジャンルを覆し融合させた結果として生まれた作品です」
テイラー・スウィフト「『涙は紙の上のインクという形で神聖なものになる』と強く確信しています。最も悲しい物語を語り終えれば、そこから解放されます。そして、後に残るのは苦悩に満ちた詩だけなのです」
ビリー・アイリッシュ「これが本当の自分」
今年の前半にビヨンセとテイラー・スウィフトとビリー・アイリッシュのニューアルバムが立て続けにリリースされたことが2024年の音楽シーンにおいてあまりにも大きなトピックであることはもはや言うまでもないだろう。
そしてこの3枚のアルバムはビヨンセ、テイラー、ビリー3人のそれぞれのキャリアにおいて非常に重要な作品であるだけではなく、世界にとって大きな意味を持つ重要なアルバムであり、しかも作品として3枚ともに2024年の年間ベストアルバムになりうる傑作であることを考えれば、このリリースラッシュは今年のポップシーン最大の事件であると言ってもいい。
この特集では、2024年を象徴するこの3作品を「アルバム全曲解説」、そして「アーティストの原点インタビュー」によって徹底的に捉えて、今のポップミュージックシーンの最高峰に立つアーティストが何を見ているのかを解き明かしたいと思う。
(編集長 山崎洋一郎)
<コンテンツ紹介>
■ ビヨンセ:最新アルバム『カウボーイ・カーター』全曲解説
■ ビヨンセ:2003年、伝説の始まりを刻印した完全保存級ロングインタビュー
■ テイラー・スウィフト:最新アルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント:ジ・アンソロジー』全曲解説
■ テイラー・スウィフト:2011年、カントリーの聖地ナッシュビルへの挑戦を語る超貴重インタビュー
■ ビリー・アイリッシュ:最新アルバム『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』全曲解説
■ ビリー・アイリッシュ:2019年、その成長秘話が赤裸々に語られた貴重インタビュー!
ビヨンセ、テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュの巻頭特集は、現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
Instagramはじめました!フォロー&いいね、お待ちしております。