ワロウズ:LAからハイブリッドなインディロックを鳴らす3人組、待望の3rd『モデル』リリース。こだわりの制作意図を明かした!

ワロウズ:LAからハイブリッドなインディロックを鳴らす3人組、待望の3rd『モデル』リリース。こだわりの制作意図を明かした! - rockin'on 2024年7月号 中面rockin'on 2024年7月号 中面

【今月の気になるあいつ】 ワロウズ

LAを拠点に活動する3人組インディロックバンド。メンバーは幼馴染で、10代でバンドを結成した。2017年にセルフリリースしたシングル“Pleaser”がオンラインでヒットし、アトランティック・レコードと契約。その後、コーチェラをはじめとする大型フェスへの出演を重ね、ヴァンパイア・ウィークエンドのオープニングアクトも務めている。昨年の初来日公演では恵比寿ザ・ガーデンホールをソールドアウト。2024年5月に待望のサード『モデル』をリリースした。


現在発売中のロッキング・オン7月号では、「気になるあいつ」にてワロウズを掲載しています。本記事の一部をご紹介。



●新作『モデル』は直感的に制作されたアルバムだそうですが、なぜそのように制作することが大切だったのでしょうか?

ブレーデン・レマスターズ(Vo/G)
「というか、直感に従うのは毎度のことなんだよね。自分たちのなかから自然に出てこないものは形にできないし……どういう形の直感に従うかは毎回そのときによって違ってくるけど。だからうん、毎回プロジェクトごとに自分たちにとって何が一番ジャストなのか探っていってる。それで言うと、今回のアルバムに関してはわりと軽いノリにしたかったというか、気軽に手に取って楽しんでもらえる感じっていうか。とはいえ、それだけじゃない自然に滲み出る複雑な感情とか深みとか、それがすなわちワロウズってことだと思うんだけど……自分たちらしさを確実に残しつつ、みんなに楽しんでもらえればって感じだよね。気軽に手に取ってリラックスして聴いてもらえればと」

●実際、リードナンバーの“コーリング・アフター・ミー”など、軽やかで、ユーモアがある曲が目立っているように感じました。

コール・プレストン(Dr)
「そう、たとえば“コーリング・アフター・ミー”なんかはプロダクションを軽くしたかったんだよね。軽いっていうのは、つまり音数を減らすってことなんだけど。というのも、前2作では調子に乗ってガンガンに音を詰めこんでレイヤーも多用して、ギター8種、キーボード4種、その他いろんな音のコンビネーションを駆使してウォールオブサウンド的な音世界を作り上げようとしてたんだ(笑)。今回はできるだけ無駄を削ぎ落してビシッと、ギター、ベース、キーボードっていう布陣で簡潔に作ろうと意識してた。それはミックス段階でも同様で、レイヤーも必要最小限に抑えてね。歌詞の面でもこれまで以上に遊び心があって。もともとあった要素だとは思うんだけど、今回のアルバムの曲は全体的に以前にも増してそっち方向に振りきれてる……より希望に満ちてるっていうかなあ。なんかこう、前よりも不安感が減ったぶん」

●今回そうした方面の音に流れていった理由は何だと思いますか?

ディラン・ミネット(Vo/G)
「今回、寝る前に聴いてもいいし、車のなかで聴いたり、仕事に向かう途中とかビーチに行く途中とか何だっていいんだけど、いろんなシチュエーションにハマるアルバムを作ったなって気がしてる。最初の2枚は片手間じゃなくて、リスナーの集中力を要求するみたいなところがあったのに対して」
(以下、本誌記事へ続く)


続きは、『ロッキング・オン』7月号で! ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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