USハードコアの最前線を駆けるスカウル――フロントウーマン:キャット・モスが明かす自身のルーツとシーンの現在地とは?

USハードコアの最前線を駆けるスカウル――フロントウーマン:キャット・モスが明かす自身のルーツとシーンの現在地とは?

【今月の気になるあいつ】スカウル

USカリフォルニアから新時代のハードコアサウンドを届ける5人組バンド。エモを経由し、ポップやノイズ、アンビエントといった多彩な音楽的リファレンスを反映させたスタイルで人気急上昇中。リンプ・ビズキットを始めとする同業者からツアー帯同へのラブコールは止まるところを知らず。コーチェラやレディング&リーズといったビッグフェスでも多くのオーディエンスを沸かし続ける。4月4日にセカンドアルバム『アー・ウィ・オール・エンジェルズ』をリリース予定。


現在発売中のロッキング・オン4月号では、「気になるあいつ」にてスカウルを掲載しています。本記事の一部をご紹介。



●ハードコアやパンクにハマったきっかけを教えてください。

「たしか12歳か13歳の頃、マイ・ケミカル・ロマンスに夢中になり始めて。それからエー・エフ・アイとかエッジの効いたダークなサウンドのバンドも聴き始めた。特にエモミュージックとかね。その頃、アンダーグラウンドだったりカウンターカルチャーを象徴するような音楽やアートにとても興味が出てきて、自分がそういうものに惹かれていることにすぐに気づいた。

でも正直なところハードコアやパンクが何なのかを知ったのは、もう少しあとの17歳の時。その頃になって初めて、ハードコアのライブがどんなものかを知り、ローカルなシーンがあることを知り、地元から北に1時間半行ったところにChico Californiaっていう場所があって、そこでライブをやっていることを知ったの。

そこは、DIYのハードコアパンクあり、メタルあり、ドゥーム、スラッジ、ノイズ、とにかく変わり種なら何でもって感じで、すごく小さいシーンだったから、盛り上がれば何でもありで。そうしているうちに多くの人たちと出会っていろんなバンドを教わって、自分が好きなものが分かってきて。それでGorilla BiscuitsとかCeremonyとか、よりアンダーグラウンドなハードコアバンドが大好きになった。アイデンティティが大事で、見た目とかはそれほど重要じゃないところもメチャクチャ共感したよ」

●ハードコアは精神性も重視されると思いますが、その点についてはどこに惹かれていますか?

「ハードコアで大事なのはエネルギーと情熱で、すごくアグレッシブで暴力的なものだし、政治的なスタンスを持っていたりもする。私はとても保守的な所で育ったからかっこいいと思ったし、激しく共感した。そして、それが私の個性になって今に至るっていう。

ハードコアって、とにかくやりたかったらやるって感じで。バンドを始めたいとか、ライブをブッキングしたいとか、ジン(ZINE)を作りたいとか、人と繋がりたいとか、もうやるしかない、全エネルギーを注いでやるっていう。」


続きは、『ロッキング・オン』4月号で! ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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