現在発売中のロッキング・オン7月号では、ポール・ウェラーのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「ノエルもボビーも最初『今回は曲作りじゃなくて歌詞面で共作してくれ』ってもちかけた時は驚いてたけど、
最終的には『ってことは俺バージョンのポール・ウェラー像を正直に書いてもいいんだよな?後で文句を言うなよな』って調子でさ」
●最新作を聴いて驚きました。前作からまた作風がガラッと変りましたよね。収録曲の大半がストリングスやオーケストラを大フィーチャーしたミュージカルやジャズのスタンダード曲を収録したアルバムと呼んでもおかしくない作風で、「ポール・ウェラー」といえば世間が即座に連想する「骨の髄までブリット」なギターロックは“ソウル・ワンダリング”と“ジャンブル・クイーン”の2曲のみ。今回こうしたドラスティックな変化にシフトした理由は?
「意識的にドラスティックな変化を狙ったわけじゃなかったんだけど、過去の自分が作ったようなアルバムは作りたくない、というのがあったのは確かだよ。実際俺って今より10代の頃のほうが頭が固いところがあったしさ。こうして年を重ねるにつれ柔軟な考え方ができるようになったというか、若い頃より音楽面でも冒険を恐れなくなったんだ。それと俺の場合、アルバム作りはその時期に生まれてくる曲によって方向性が決まってくるからね。という意味でも今作の曲はミュージカル作品みたいな統一感はないと思うんだけどなぁ……ミュージカルに付き物のコンセプトも設定しなかったしさ。だから今作を俺なりに形容するなら、過去数年の自分を刺激してきた様々なサウンドやジャンルの曲が混在したアルバムって感じかな」
●今作はあなたの66歳の誕生日の前日(5月24日)にリリースされ、アルバムタイトルも『66』ということですが、これには何か特別な意味が込められているのでしょうか?
「いや、そういう自分の年齢に直接関連づけて付けたわけじゃなかったんだ。いいタイトルがなかなか浮んでこなくて考えあぐねてたら、ふと自分の好きな音楽やカルチャーは1966年の英国から発したものが多いってことに気付いて」
●なるほど、だから今作のアートワークにもサー・ピーター・ブレイク(ビートルズの『サージェント・ペパーズ〜』等60sのアイコニックな名作を多く手掛けた英国の国宝著名デザイナー)を抜擢したんですね。
「(頷く)うん」
(以下、本誌記事へ続く)
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