デルフィック、アルバム

デルフィック、アルバム

ブロック・パーティーの来日キャンセルは残念だが、
サポート・アクトを務めるはずだったデルフィックはちゃんと
日本に戻ってきてくれる。

で、そのデルフィックのファースト・アルバムのトラックリストと
アートワークが公表された。
タイトルは『Acolyte』。
キリスト教のミサで神父をサポートする「侍者(じしゃ)」のこと。

01. Clarion Call
02. Doubt
03. This Momentary
04. Red Lights
05. Acolyte
06. Halcyon
07. Submission
08. Counterpoint
09. Ephemera
10. Remain

そして、アルバムをついに聴いた。
シングルの“This Momentary”も“Counterpoint”ももちろんいいが、
シンセのおりなす緩急だけで一大エピックに昇華させてしまうインスト・トラック“Acolyte”、

ライヴではおなじみの“Conterpoint”とタメを張る大名曲“Halcyon”、
切なげなギター・ソロが印象的なミッド・チューン“Submission”。

“Counterpoint”で露わになっていた、
ダンス・ミュージックとしての洗練度、ロックとしてのエモーション、
ぐわあああーっと世界が広がっていくダイナミズムが、
アルバム1枚10曲を通して展開する。これは決定打だろう。
彼らはロック・バンドとしての熱を保ったまま、
アンダーワールドに接近遭遇してしまっている。(小川)
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