いよいよ今日発売になった、レッチリ最新アルバム『アイム・ウィズ・ユー』。
すでにニュースに上がっていますが、映画館で爆音で観る「新アルバム全曲ライヴ」、必見だと思う。新ギタリスト・ジョシュの実力を、たぶんサマソニの5倍くらい密に感じられるんじゃないか。
（詳細はこちら→http://ro69.jp/news/detail/57003）

で、もうひとつ、多分みんな気になっていることを。
今回のアルバムのライヴやPVや雑誌とかの撮影で、アンソニーはずーっと同じ「OFF!」と書いたキャップをかぶっている。　最新号の表紙（サマソニのライヴ写真）でも、8月号の世界最速インタヴューでもそうだった。

ちなみにこれは、ブラック・フラッグ、サークル・ジャークスでLAハードコア・シーンを切り開いた男、キース・モリスが昨年立ち上げたバンドのキャップ。ちなみにメンバーはバーニング・ブライズ、レッド・クロス、ロケット・フロム・ザ・クリプトから集まったゴリゴリの実力派たち。

アンソニーとフリーは、高校生で金がない頃にブラック・フラッグのライヴに忍び込んで観ていたし、その後レッチリとサークル・ジャークスが対バンした時には、コカインの打ちすぎですっぽかしたアンソニーの代わりに、キース・モリスがヴォーカルを取ったこともあった。

つまりアンソニーは、自分たちより年上で、それでもステージに立ち続けるハードコアの大先輩に、めちゃくちゃ感謝とリスペクトを送っているのだと思う。ちょっといい話。

しかし、「OFF！」のPVはこちらで観られますが（→http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=tOLRA85UcfM#!）、あまりのクラシック・ハードコアなカッコよさにおしっこちびりそうになる。　ちなみに彼らのアルバム『First Four EP』は、16曲あるのに17分しかない。


と、いうことでサマソニのレッチリを完全レポート、アルバムインタヴューもさらに掲載のロッキング・オン10月号は、いよいよ明日発売です！
そして最強無敵のレッチリ単行本、『rockin'on BOOKS vol.6 RED HOT CHILI
PEPPERS』も9月5日発売！　宜しくお願いします！（松村）