11/30にベスト盤『『ザ・シングルス・コレクション2001-2011 』をリリースしたばかりのゴリラズ。
先週金曜にロンドン、100クラブで行われたゴリラズ・サウンド・システムのイベントの模様が、坂本麻里子さんから届きました!
以下、後日ゴリラズ日本公式サイトにアップされるレポートのなかから、一部をお送りします。
___
サウンド・システム(=ジャマイカを起源とするストリート・パーティー/ゲリラ・クラブ)という名称からも明らかなように、GSSはゴリラズゆかりのモバイル・ディスコ。場内の壁にも様々なゴリラズ・アートが常時ライト・アップされていて、目に楽しい。
ステージと観客の間には両者を遮るように半透明の薄いカーテンがかけられていて、よほど前に接近して目を凝らさないと奏者達の姿は見えない。その幕の上にビデオ・アートが上映される仕組みとはいえ、あくまで「匿名性」がポイントなのはやはりゴリラズである。
予定開始時刻を大きく上回って、ガイコツと雷マークをあしらった海賊旗を思わせるGSSロゴが舞台後方スクリーンにフラッシュし始め、メンバーが登場。“スタイロ”の太いグルーヴもチャイムやドラムの縁取りで新たな表情を見せていたし、マイケル・ジャクソン“今夜はドント・ストップ”を軽く交えての“ドンカマティック”、ノッティング・ヒル・カーニヴァルを思わせるツイン・ドラムの躍動感に導かれた“メランコリー・ヒル”と、原曲を大胆にリアレンジした内容はゴリラズ・ファンにはたまらない展開だった。約30分のパフォーマンスでいったん引っ込んだGSSがステージに帰還しスペシャル・ゲストを呼び入れたところで、ヴィジュアルを楽しめなかった不満は一気に解消~っ! 革ジャンにジーンズ姿のデーモン(こんなに間近で観るのは初めてっす)とデ・ラ・ソウルのポス&トゥルーゴイが大歓声を浴びつつ登場、気心の知れたバディのりで“フィール・グッド・インク”をファンキィかつユーモラスに決めてくれ、最高潮に達したパーティーの熱気は女性シンガーによるサンバ・リズムがうねるラスト曲まで続いた。
アフロ・ビート、ディスコ、アラブ、エイジアン・ポップ、ダブ、ラテン、ヒップホップ、エレクトロと、グローバルなダンス・ビートが一堂に会し混ざり合うGSSは、無条件に楽しく刺激的、かつ抜群に踊れる新たなパーティー空間を作り出していた。その仕掛け人であるデーモンが、とてもリラックスした、常にないほど満足げな笑顔を浮かべていたのが印象的だった。(羽鳥)