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    シガー・ロスのロック魂

    シガー・ロスのロック魂

    もう、このサイト中のブログで、昨日のライヴのすごさについて書かれているが、ほんとにシガー・ロスは凄まじかった。

    ソールドアウトの武道館という環境も完璧だったし、演奏そのものも抜群。
    そして、なによりも手拍子を煽り、最後はマイクスタンドなどを蹴散らしていたヨンシーにがこれまでになくロックンロールしていたのがすごかった。
    というか、シガー・ロスってやっぱりロック・バンドなんだな、と改めて思わされたライヴだった。

    特に効果的だったのは新曲と、セットリスト。
    こんなに“ヒット曲”があるんだ、と思わせるぐらいフェイバリットがズラっと並んでいたのだが、終盤に演奏されたのは名曲“フェスティヴァル”。
    めちゃくちゃスリリングなその演奏に、自分を含めて本編の終わりを感じたオーディエンスは少なくなかったと思うが、その後に演奏されたのが新作『クウェイカー』のリードトラック、激烈にヘヴィな“Brennisteinn”。
    恍惚モードを一気にダークネスに持ってきたこの展開はホントに素晴らしかったし、バンドの新たな物語を遂げる、まさに最高の終わり方だった。

    アンコールのあと、メンバー全員で再びステージに登場し、お辞儀するのはいつものことだが、そこでヨンシーが客席に向かってなにかを吠えまくってる光景も驚きだった。
    なにを叫んでいたかわからないけど、ロックンローラーなヨンシーの姿はたまらない。

    いや、名曲すぎる。(内田亮)
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