SKY FERREIRA

SKY  FERREIRA

どれくらいの本物度と、どれくらいのフェイク度のあるアーティストなのだろう?観る前はそんな読めないところがあった。アルバムはポップではあるが、とてもシリアスな作品で、聞き応えがあった。番組でも力を入れて紹介した。
その世界観をパフォーマーとしての彼女が、どこまで支えることが出来るのか、期待と不安が半々だったのだ。人気モデルの22歳の女の子が、自ら曲を作り、いきなりデビューという展開にはどうしてもフェイク感が漂う。
ステージに現れた彼女は、思い切りシリアスなアーティスト・オーラを放つ、とても存在感のある22歳の女の子だった。
レディー・ガガが好きと発言しているように、彼女の音はポップでメロディーは分かりやすい。その音に重く挑戦的な歌詞が乗る。
言葉の分からない日本人には、ある意味で全体像が伝わりにくい。
しかし、ステージからは十分に彼女の世界観の全体像が伝わって来た。確かに、破格のルックスの女の子が、ストレートなアレンジに乗ってポップなメロディーを歌っているのだが、そこに浮ついた雰囲気はない。彼女の存在が放つ重さ、シリアスさが、歌のリアルを聞く者に正確に伝えて来るのだ。
自分が誤解されるのは全て自分のせいと歌う「アイ・ブレイム・マイセルフ」でサングラスを外すところがカッコ良かった(笑)
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