佐野元春「禅BEAT2018」をゼップ・ダイバーシティーで観る。

佐野元春「禅BEAT2018」をゼップ・ダイバーシティーで観る。
コヨーテ・バンドとのツアー2日目。タイトルに「禅BEAT」と詠われていることからも分かるように、このツアーのメッセージはビート。
コヨーテ・バンドが結成されてから13年、このバンドが追究してきた独自のアンサンブルは「禅BEAT」として肉体化されてきた。
「禅BEAT」は佐野元春ファンにはお馴染みの言葉だが、ファン以外の人は音を聞かないと、ちょっとイメージしにくいかもしれない。しかし実際の音に触れるとフに落ちるはずだ。
過剰なものを排したストイックなサウンド。しかしそのサウンドが生み出すのはとても華やかでダイナミックなグルーヴだ。そう書くのは簡単だが、ここまで来るのに佐野元春とコヨーテ・バンドは長い時間を積み重ねて来た。その積み重ねの中で、この唯一無二の「禅BEAT」を獲得したのである。だから誇らしげにタイトルに詠ったのだ。
とても筋肉質でスピード感のある素晴らしいライブだった。
何度も僕は「インディビジュアリスト」をライブで聞いて来たが、今日の「インディビジュアリスト」は一番ダンサブルでグルーヴィーだった。
これからツアーは続くけど、たくさんの人に体験してもらいたいステージだ。
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