脱原発で選挙に勝てるのは、原発のない町だけだ

脱原発で選挙に勝てるのは、原発のない町だけだ

SIGHT最新号=2012年秋号の、特集「選挙で原発を止める」の中の、開沼博氏のインタヴューのタイトルです。ご覧のように、特集の趣旨と、噛み合っていません。開沼さんにSIGHTにご登場いただくのは2回目なのですが、前回もある意味、そうでした。でも、前回も、今回も、だからこそ、彼にぜひこの特集に登場してほしかった、というところが大きかったりします。

開沼博。社会学者、福島県いわき市出身。2006年から福島原発と地元の問題を自らの研究テーマにし、何度も現地に足を運んでフィールドワークを続け、その成果をまとめて書き上げた直後に3・11と福島第一原発事故が起きる。そのテキストは、『フクシマ論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)というタイトルで、2011年6月に出版され、広くから注目を集めることになる。というか、我々もそれで知りました。で、読んで、「これは!」と思い、インタヴューをお願いしました。1年ちょっと前のことです。その後、『フクシマ論』は、2011年の毎日出版文化賞を受賞しました。

前回、インタヴューをお願いした時、彼はまだ東大の院生でしたが……「まだ」じゃないか。今もそうなので。ただ、今回、再びインタヴューをお願いしてお会いしたら、院生であると同時に「福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員」として日々忙しく活動する立場になっていました。その活動で得たことも、インタヴューのテーマのひとつになっています。
SIGHTとしてはとてもめずらしい20代の論客、その言葉はずっしりと重く、そしてリアルです。このインタヴューを足がかりに、ぜひ著書などに触れてみていただければと思います。『フクシマの正義 「日本の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)が出たばかりなので。
上は、その本とSIGHT最新号です。

SIGHT最新号、詳しくはこちらを。http://ro69.jp/product/magazine/detail/73308
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