小田嶋隆「もっと地雷を踏む勇気 わが炎上の日々」
技術評論社 1,480円+税
SIGHT強力連載陣のひとり、コラムニスト小田嶋隆さんの最新刊。
日経ビジネスオンラインの週イチ連載(毎週金曜アップ)
「小田嶋隆の『ア・ピース・オブ・警句』
~世間に転がる意味不明」をまとめた単行本です。
この連載、もう4年くらい続いていて、単行本はこれが3冊目。
『地雷を踏む勇気 人生のとるにたらない警句』(技術評論社)と、
『その「正義」があぶない。』(日経BP社)の2冊が昨年の11月に出て、
この『もっと地雷を踏む勇気』が、今年9月に出ました。
橋本徹や、大飯原発再稼動や、AKBや、スマホや、成人式など、
その時々の時事をテーマとして書かれたコラムなのですが、
とにかくもう、おもしろい。
そして、おもしろいだけでなく、どう考えても、正しい。
と、みんながみんな感じるわけではないらしく、それなりに、
いやそれなり以上に反発も買うらしく、だから書名に「地雷」や
「炎上」といった言葉が入っているわけですが、
とりあえず、私にとってはそういうコラムです。
使い古された言い方ですが、「目からウロコ」とはこういうことを
言うんだなあ、と、毎回思います。
SIGHTでは、その時々のベストセラーを読んで書く「万巻一読」という
コラムを、長年連載していただいています。
対象がベストセラーなので、読みたくて読む場合も、読みたくないけど
読む場合もありますが、そしてどっちかというと後者のほうが
多いですが、最新号は、前者です。
お題は「立川談志自伝 狂気ありて」(亜紀書房)。
こちらのSIGHTに掲載。ぜひ。http://ro69.jp/product/magazine/detail/73308
(兵庫慎司)